Auto Ups!!
同じ日本車なのに、ネーミングが違ったり仕様が異なるおかげで、
その雰囲気をガラッと変化させる北米仕様車。
そんなUSバージョンなクルマたちを、ココでは紹介していきます。
NISSAN ALTIMA HYBRID Vol.1(エクステリア編)
2007モデルで4代目となる日産アルティマ。北米日産が誇る人気のセダンで、ストリートで頻繁に見かけるポピュラーなセダンである。昨年11月にフルモデルチェンジを行い、ハイブリッドモデルが登場した。これは2002年9月に日産とトヨタが交わした合意によるもので、期限は5年間、台数は10万台、日産はトヨタのハイブリッドシステムを搭載したハイブリッド・カーを売ることができる。
さてこのアルティマ・ハイブリッド、エンジンは2.5L直列4気筒(QR25DE)を搭載。なおエンジン単体の最高出力は158hpとなっているが、トヨタのハイブリッド・システムを組み合わせ、トータルでの最高出力を198hpとしている。実際に走らせてみて、とにかく印象に残るのは渋滞時。25マイルぐらいまでのスピードであれば、プリウスやカムリなどと同様、エンジンを回転させずにモーターだけで走行してくれるため、車内は異常なまでに静か。もちろんアクセルを強く踏み込めば、即座にエンジンが始動し、必要なパワーを与えてくれる。が、ゆっくりと加速するようにじわじわアクセルを踏んだ時の、モーターだけで加速する感触はとにかく印象深い。
ひどくなる一方のロサンゼルス近郊の渋滞……。とくに通勤ラッシュの時間帯に巻き込まれた時などには、モーターのみの駆動で、相当の距離を走ることができるはず。これは日本に比べ、一般的に移動距離の長いアメリカで、燃費向上に直結する大きなポイントだ。このアルティマ・ハイブリッドを試乗した3日間、よく流れているフリーウェイや混雑しているフリーウェイ、そして一般道など、日常的な条件の下、メーター内のディスプレイに表示された総合燃費は30.1mpgとなった。これはリッター換算で約12.7km/Lとなるデータだ。
が、もちろんこれはカムリ・ハイブリッドと同様の特徴であることは言うまでもない。アルティマがライバル車に比べ、優位に立っているのは価格面。具体的にプライスを並べてみると、アルティマ・ハイブリッドの価格は約2万4000ドル、カムリ・ハイブリッドが約2万6000ドル、アコード・ハイブリッドが約3万1000ドルとなっている。ハイブリッド・カーというカテゴリーの中で、単純に価格だけを見れば、プリウスを挙げる必要も出てくるが、4ドアセダンのハイブリッド・カーという枠の中で比べた場合、アルティマの優位性は一目瞭然。どんどん身近な存在になっていくハイブリッド・カー。アルティマ・ハイブリッドがその人気に、拍車をかける一台であることは間違いない。

↑ボディサイドにHYBRIDのエンブレムが小さく入っている以外は、スタンダードモデルと外観上の大きな差はあまりない。

↑先代モデルに比べて、シャープなデザインのヘッドライト。とはいえ、一目でアルティマとわかる安心感も備えている。

↑コンチネンタル・タイヤのコンチ・プロ・コンタクトをセット。サイズは215/60-16。

↑フロントからのスタイル同様、リヤからも一目でアルティマとわかるデザイン。

↑テールライトユニット脇には控えめにHYBRIDのエンブレムが付く。

↑オプションでセットできるリアスポイラーは比較的大きめなサイズ。サイドへ回り込んだテールライト・ユニットは今モデルのデザイン上の大きな特徴。

↑ルーフエンド部に設けられたアンテナ。この撮影車はFM/AMの地上波に加え、サテライト(衛星)ラジオも搭載していた。

↑マフラーの出口形状に合わせてカットされたデザインのリアバンパー。バンパーは厚みがあり、ボリュームのあるリアスタイルを演出している。
●NISSAN ALTIMA HYBRID
エンジンタイプ:2.5L直列4気筒
総排気量:2500cc
最高出力(ガソリン):158hp(約117.8kW)@ 5,200rpm
最高出力(モーター):140hp(約105.0kW)@ 4,500rpm
最大トルク(ガソリン):162lb-ft(約22.4kg-m/約219.64N・m)/2,800rpm
最大トルク(モーター):199lb-ft(約27.5kg-m/約269.80N・m)/0rpm-1,500rpm
全長:189.80インチ(約4,820mm)
全幅:69.60インチ(約1,767mm)
全高:58.10インチ(約1,475mm)
ホイールベース:109.30インチ(約2,776mm)
価格:$24,400
Vol.2(インテリア編)に続きます。
report: yuu : 2007年03月31日 09:46