2006年09月20日
最高出力は385馬力!
クルマ全体がブランニューであるLS460は当然エンジンも新設計。V8エンジンにD―4S(直噴ツインインジェクター)を与えられた新エンジンの型式名は『1UR−FSE』型だ。発売前に280kW(約381馬力)と言われていた最高出力ながら、最終的には283kW(385馬力)と決定した。言うまでもなく国産車最強のエンジンである。このエンジンについて、エンジン開発担当の旭さんにいろいろ説明していただいた。
新しいV8エンジンの特徴は山ほどあるのだけど、1つ目の特徴は「3.5リッターV6エンジンと強い関係がある」こと。今回の4.6リッターV8エンジンとトヨタの3.5リッターV6エンジン(2GR型)のボア×ストロークはそれぞれ94.0×83.0で、乱暴な言い方をすれば「このV8エンジンの両バンクから1気筒づつ切り落としたものが3.5リッターV6」と言えるのだ。
またV8エンジンにはトヨタの誇る先進技術がたくさん詰まっている。いくつか挙げると、吸気側と排気側の両方に連続可変バルブタイミング機構を持つDual VVT−i(吸気側にはモーターでバルブタイミングの制御を行うVVT−iEが採用されている)。エンジン重量の軽量化に寄与するマグネシウム合金製のヘッドカバー。樹脂製のインテークマニホールドなどである。結果、群を抜く高出力以外にも現代のエンジンには必要不可欠である低燃費と高い環境性能(1リッターあたり9.1kmの10・15モード燃費と俗に「星4つ」と言われる平成17年基準排出ガス75%低減レベルを実現)も手に入れた。「世界一のV8エンジン」と言っても過言ではないだろう。
このエンジンに組み合わされるトランスミッションはもう発売前の報道でお馴染みになった感もある世界初の8速オートマチック。低燃費、動力性能の向上にも貢献している他にも3代目セルシオの後半モデルに使われた6速オートマチックと比較して約10%の軽量化と約30%も剛性が高められた点も地味なことながら見逃せない特徴となっている。
同じくらい驚くのがエンジンだけではないのだけど、LS460の製造工程、完成後のテストだ。クルマに載せる前のエンジンを実際に動かし、マイスターと呼ばれる優秀なスタッフによる聴診器! を使った振動・騒音のチェックや完成車の最終走行試験(200キロ近い速度までスピードを上げる)などの厳しい基準を通ったLS460だけがユーザーに手に渡るのだ。ここまでの手間を考えると「770万円〜」という値段も決して高いものではなく思える。ちなみにLS460の最高速度は、実際には日本仕様で180キロ、ヨーロッパ仕様で250キロのスピードリミッター稼働するものの、270キロから280キロ程度の実力を持つらしい(永田)。
carmode : 2006年09月20日 01:15
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